松阪市のリフォーム補助金まとめ

松阪市のリフォームで金額がいちばん大きいのは、古い木造住宅の耐震補強の補助です。令和8年度までの申請なら、同時に行うリフォームと合わせて最高177万5千円が出ます。ほかに空家バンクの家の改修、三世代の同居、断熱窓、介護保険、国の省エネ改修があり、工事の前に申請するものと、工事のあとに申請するものに分かれます。
使える制度は、家と人の条件で決まります
補助金は「リフォームをすれば出る」ものではありません。建てた年、空家バンクで買った家か、市外からの転入か、介護の認定があるか。家と住む人の条件で、使える制度が決まります。
2026年9月に松阪市の公式サイト「松阪市の補助金・支援金等一覧」の住居・家屋の欄と、国の制度の公式ページで確かめた内容をまとめました。金額と受付の期間は年度ごとに変わります。申請の前に、各担当課の最新の案内を確かめてください。
| 制度 | 向いている方 | 申請の時期 |
|---|---|---|
| 木造住宅の無料耐震診断 | 1981年5月までに建った木造住宅にお住まいの方 | 診断の前 |
| 耐震補強設計・耐震補強の補助 | 診断で評点が低かった家を補強する方 | 工事の前 |
| 木造住宅の除却補助 | 古い木造住宅を解体する方 | 解体の前 |
| 空家バンク活用補助金 | 市の空家バンクで契約した家を直す方 | 改修の前 |
| 三世代同居・近居支援補助 | 市外から転入して親世帯と同居・近居する方 | 完成後6か月以内 |
| 脱炭素化住宅等促進補助金 | 窓を断熱窓に替える方 | 設置後90日以内 |
| 介護保険の住宅改修 | 要支援・要介護の認定を受けた方 | 工事の前 |
| 国の住宅省エネ2026キャンペーン | 窓、断熱、給湯器を替える方 | 事業者が申請 |
耐震の補助(防災対策課)
担当は松阪市の防災対策課(電話 0598-53-4313)です。令和8年度分の受付は令和8年4月1日から12月25日までで、件数の上限に達した時点で終わります。
木造住宅の無料耐震診断
昭和56年5月31日以前に着工または完成した、3階建て以下の木造住宅が対象です。在来軸組構法、伝統的構法、枠組壁工法の家が当てはまります。費用は無料。申込書を防災対策課か、各地域振興局の地域振興課に出します。
木造住宅耐震補強設計事業費補助金
診断の評点が1.0未満だった家の、補強の設計に出る補助です。一般診断法による設計で最高18万円、精密診断法による設計で最高34万円です。
木造住宅耐震補強事業費補助金
診断の評点が0.7未満、「倒壊する可能性が高い」と判定された家の補強工事が対象です。令和6年度から令和8年度までの申請は、補強工事費への補助が上限157万5千円。同時に行うリフォーム工事にも費用の3分の1、上限20万円が出るので、合わせて最高177万5千円になります。令和9年度以降の申請は、補強工事費の上限が100万円、合わせて最高120万円に下がると市の公式ページに書かれています。
補助金を市から施工会社へ直接支払う代理受領の制度も使えます。工事のときに用意するお金が、補助の分だけ少なくて済みます。
木造住宅の除却補助
直すより解体を選ぶ場合の補助です。昭和56年5月31日以前に建った3階建て以下の木造住宅で、評点0.7未満と診断された家などが対象。除却工事費の23パーセント、最高30万円です。
当社の耐震補強の工事費は、120万〜300万円が目安です。補強と同じ時期に台所や浴室を直すご家庭が多く、リフォーム分の補助もそこで使えます。
空家バンクの家を直す補助(地域づくり連携課)
松阪市空家バンク活用補助金は、市の空家バンクを通じた家が対象です。担当は企画振興部 地域づくり連携課 移住促進係(電話 0598-46-7113)。
- 改修補助金。空家バンクで契約が成立した空家の改修と修繕に、上限50万円
- 家財処分補助金。空家バンクに登録された空家の家財の処分に、上限10万円
所有者と入居者のどちらも申請でき、賃貸で入居する方は所有者の同意が要ります。改修は、5年以上定住するか、10年以上空家バンクへ登録することを誓約した空家が対象で、3親等内の親族どうしの契約は対象外です。申請は、改修や家財の処分を行う前に出します。補助の割合と対象になる工事は、市の交付要綱で確かめてください。
三世代同居・近居支援補助(こども未来課)
市外から転入して、親世帯、子世帯、孫の三世代で新しく同居または近居を始める世帯が対象です。近居は、同じ小学校区か直線距離1キロメートル以内。孫が中学3年生までであることが条件です。
住宅の取得とリフォームの費用(総額20万円以上)の2分の1、上限は同居で30万円、近居で20万円。リフォームは施工前と施工後の写真が要ります。申請は、転入日と、住宅の引渡し日またはリフォームの完成日のいずれか遅い日から6か月以内です。担当はこども局 こども未来課 こども手当・給付係(電話 0598-53-4081)。工事の前に写真を撮っておくことだけ、忘れずにお願いします。
断熱窓の補助(環境課)
令和8年度松阪市脱炭素化住宅等促進補助金は、建ててから1年以上たった既存住宅の断熱窓への改修に、対象経費の2分の1、上限4万円が出ます。家庭用蓄電池、V2H充放電設備、家庭用燃料電池は各4万円、宅配ボックスは2万円です。市内に住所があり、その家に住んでいること、市税の滞納がないこと、過去に同じ補助を受けていないことが条件。申請は設置の完了から90日以内で、担当は環境課(電話 0598-53-4425)です。
国の制度
介護保険の住宅改修
要支援または要介護の認定を受けた方の家で使えます。厚生労働省の資料によると、対象は手すりの取り付け、段差の解消、滑りにくい床材への変更、引き戸などへの扉の取り替え、洋式便器などへの取り替え、これらに付帯する工事。支給限度基準額は生涯20万円で、給付は原則9割、所得に応じて8割または7割です。20万円の範囲なら何回かに分けて申請でき、要介護の区分が3段階上がったときと転居したときは、もう一度20万円の枠が設けられます。
申請は工事の前です。申請書、見積書、ケアマネジャーなどが書く理由書、完成予定の状態が分かる写真や図を市に出し、工事のあとに領収書と改修前後の写真を出して支給を受けます。
住宅省エネ2026キャンペーン
国の補助で、公式サイトによると、みらいエコ住宅2026事業、先進的窓リノベ2026事業、給湯省エネ2026事業、賃貸集合給湯省エネ2026事業の4つで構成されています。リフォームでは、窓やドアの断熱改修、床・壁・天井の断熱、高効率給湯器の設置などが対象です。
住む方が自分で申請することはできず、登録した事業者が手続きを行い、補助金を工事代金に充てるなどの形で還元します。先進的窓リノベ2026事業は、2025年11月28日以降に着手した工事が対象。どの事業も、予算の上限に達した時点で受付が終わります。
申請の順番
- 家と人の条件を書き出します。建てた年、空家バンクの家か、転入の予定、介護の認定、考えている工事
- 市の「補助金・支援金等一覧」で、当てはまる制度を探します。耐震は防災のページにも載っています
- 古い木造住宅は、無料耐震診断を先に申し込みます。結果の評点で、使える補助が決まります
- 見積を、補助の対象になる工事とならない工事に分けてつくります
- 工事の前に申請する制度は、交付の決定が届いてから契約と着工に進みます
- 工事。着工前、工事中、完成後の写真を残します
- 完了の報告を出し、補助金を受け取ります。三世代同居と断熱窓の補助は、ここで申請します
つまずきやすいところ
先に契約してしまう
耐震、空家バンク、介護保険は、工事の前の申請が条件です。雨漏りなど急ぐ工事は、補助の対象にする工事と切り分けて先に進めます。
12月の締め切りの前に、件数の上限で終わる
耐震の補助は、12月25日より前でも件数に達すれば受付が終わります。診断から設計、工事の申請までは数か月かかるため、春に診断を申し込むと同じ年度に工事まで進めやすくなります。
補強の補助が、令和9年度から下がる
補強工事費の上限は、令和9年度以降の申請で157万5千円から100万円になります。診断をまだ受けていない方は、今年度のうちに診断だけでも済ませておくと、来年度の段取りが早くなります。
国と市の補助を、同じ窓に重ねようとする
国の補助と市の補助を同じ工事に重ねて使えるかは、制度ごとに決まりが違います。窓の工事を国と市のどちらで申請するかは、見積の段階で担当課に確かめます。
多気町の建築会社がお手伝いできること
有限会社仁コーポレーションは、松阪市の隣の多気町にある建築会社です。現地調査で家の状態と住む方の条件を伺い、使える制度を担当課に確かめたうえで、見積書と一緒にお持ちします。申請書、図面、写真、工事後の報告まで、書類づくりは当社でお手伝いします。当社で工事をされる場合、書類づくりの費用はいただいていません。
よくある質問
松阪市に、リフォーム全般に使える補助金はありますか
2026年9月の時点で、市の補助金一覧の住居・家屋の欄に、工事の種類を問わない補助は見当たりません。耐震、空家バンク、三世代同居、断熱窓のように目的ごとに分かれているので、条件に合うものを探す形になります。
外壁塗装や屋根の塗り替えに補助は出ますか
塗装だけを対象にした制度は、市の一覧では確認できませんでした。耐震補強の補助には、同時に行うリフォーム工事への補助(上限20万円)があります。塗装がその対象に入るかは、防災対策課に確かめてからお答えします。
耐震診断を受けたら、必ず工事をしないといけませんか
診断だけで終えてかまいません。結果を見て、寝室だけを強くする、数年に分けて進める、といった方法をご提案することもあります。
介護保険の住宅改修と、市の補助は一緒に使えますか
手すりは介護保険、耐震は市の補助、というように工事の部分ごとに分ければ、同じ時期の工事で両方を使えます。見積を分けてつくります。
年度の途中でも間に合いますか
制度によります。三世代同居の補助は完成から6か月以内、断熱窓は設置から90日以内に申請する形なので、工事のあとでも間に合います。耐震の補助は受付の状況を防災対策課に確かめてからご案内します。
工事を決める前に、ご相談ください



