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空き家の管理は月に何回が正解か。換気・通水・草刈りの頻度と方法

空き家の管理は、月1回が目安です。湿気の多い梅雨どきと台風の時期は、月2回にすると安心です。1回の作業は、換気、通水、雨漏りの点検、外まわりの確認、郵便物の回収で、1時間半ほど。草刈りは年2〜3回、床下と屋根裏の点検は年2回を足します。

国の指針は、回数を決めていません

国土交通省と総務省の「空家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な指針」には、空き家の所有者が行う管理の指針が載っています。書かれているのは次のことです。

  • 一定の頻度で点検を行い、破損が見つかったら修繕する
  • 定期的に通気や換気を行う
  • 定期的に清掃、排水設備への水の注入、庭木の枝の剪定を行う
  • 地震、強風、大雨のあとは、傷みが出ていないかを確認する
  • 郵便物の確認と整理、冬の給水管の元栓を閉めることも望ましい

「月に何回」という数字はありません。回数は、家の状態と季節に合わせて持ち主が決めることになります。指針は、遠方に住んでいるなどで自分で行えない場合は、管理を行う事業者に委託することも挙げています。

では、なぜ月1回なのか。理由は、家の中でいちばん早く変化するものに合わせているからです。

月1回の理由は、湿気と排水管の水です

湿気は、ひと月でこもります

閉めきった家は、梅雨どきならひと月で畳と押し入れがしっとりしてきます。かびは一度出ると、拭いても同じ場所に出ます。出る前に風を通すには、月1回が要ります。

排水管の水は、使わないと減っていきます

台所や洗面、浴室、トイレの排水管には、下水のにおいと虫を止めるための水がたまっています。使わない家では、この水が蒸発して減っていきます。月に一度水を流せば、切れる前に入れ替えられます。

雨漏りは、早く見つけるほど安く直せます

天井のしみは、ひと月前の写真と比べると広がりが分かります。半年に1回の点検では、しみを見つけたときには柱まで濡れていることがあります。

作業ごとの頻度の目安

作業頻度の目安内容
換気月1回全室の窓、押し入れ、収納を開けて60分ほど
通水月1回すべての蛇口とトイレを流す。水漏れも確かめる
雨漏りの点検月1回天井、壁、窓まわりのしみを全室で見る
外まわりの点検月1回屋根、外壁、雨どい、基礎、塀を目で見る
郵便物月1回回収して、要るものを仕分ける
簡単な掃除月1回玄関まわりの掃き掃除、室内のほこり取り
草刈り年2〜3回梅雨前、夏の終わり、秋が目安
庭木の剪定伸び具合を見て隣の敷地と道路に出る前に
床下・屋根裏の点検年2回点検口から湿気、シロアリ、雨染みを見る
台風・地震のあとそのつど瓦、雨どい、窓、塀、倒れた木を確かめる

月2回にしたほうがよい家

  • 築50年を超える家
  • 山あいや川沿いで、湿気の多い家
  • すでに雨漏りや床の沈みがある家
  • 売却や賃貸の予定があり、室内をきれいに保ちたい家

1年を通して月2回にしなくても、6月から10月だけ増やす方法があります。

月1回の管理で得られること、気をつけること

良い点は、家の価値が保てることです。風と水が通っている家は、売るときも貸すときも、内見の印象がまるで違います。直して住むときの工事費も抑えられます。市町から「管理不全空家」として指導を受ける状態も、月1回の点検と草刈りで防げます。

気をつけたいのは、続けられるかどうかです。片道1時間の距離を毎月通い、1時間半の作業をして帰る。最初の数か月はできても、仕事や家のことが重なると間があきます。間があいたときに限って、台風が来ます。続かないと感じたら、早めに人の手を借りる段取りに切り替えるのがおすすめです。

季節ごとに、見る場所が変わります

季節重点的に見るところ
冬の間の雨染み、雑草の伸び始め。梅雨前の草刈りの時期を決めます
梅雨押し入れと北側の部屋の湿気、天井のしみ、雨どいのあふれ
夏から秋台風の前に、瓦と雨どい、飛びそうな物。台風のあとは被害の確認。ハチの巣
落ち葉による雨どいの詰まり、給水管の凍結、庭木の剪定

雨どいの詰まりは、雨漏りの入口になります。落ち葉の多い家は、秋の終わりに一度掃除しておくと安心です。

ご自分で管理するときの、1回の手順

持ち物は、鍵、軍手、雑巾、ごみ袋、懐中電灯、スマートフォンです。

  1. 着いたら、外を一周する。屋根、雨どい、外壁、塀、庭木のはみ出しを見て、前回と同じ場所から写真を撮ります
  2. 郵便受けを空にする
  3. 家に入り、全部の窓、押し入れ、収納の扉を開ける。換気扇も回します
  4. 全部の蛇口を開け、1分ほど水を流す。トイレも流します。流しの下と洗面台の下をのぞいて、水漏れがないか見ます
  5. 全部の部屋で、天井と壁、窓まわりのしみを見る。懐中電灯で照らすと分かりやすくなります
  6. 玄関を掃き、室内のほこりを取る
  7. 1時間ほどたったら、窓と扉を閉めて回る。閉め忘れがないよう、開けた順に閉めます
  8. 全部の鍵を確かめて出る。次に来る日を決めておきます

晴れた日の午前中が向いています。雨の日に窓を開けると、湿気を入れてしまいます。雨の日は換気扇だけ回し、雨漏りの点検に時間を使ってください。雨漏りは、雨の日のほうが見つけやすいものです。

つまずきやすいところ

電気と水道を止めてしまった

止めると、通水も換気扇も掃除機も使えません。契約は残し、使用量の少ない家向けの契約に切り替える方法があります。冬に冷え込む場所の家は、帰るときに給水管の元栓を閉めておくと、凍結で管が割れるのを防げます。

窓を開けたまま帰ってしまった

部屋数の多い家で起きがちです。2階の小窓、浴室、トイレの窓が忘れやすい場所です。

草刈りの時期を逃した

夏に伸びきってからでは、刈る手間も処分する量も増えます。梅雨の前に1回刈っておくと、夏が楽になります。

写真を撮っていない

しみや傾きは、前回と比べて初めて進み具合が分かります。同じ場所から、同じ向きで撮っておくと、修理を頼むときの説明にも使えます。

屋根に上がろうとする

屋根と高い場所の雨どいは、下から見るだけにしてください。瓦のずれや雨どいのたわみは、道路や庭から見える範囲でも分かります。気になるところがあれば、建築会社に見てもらうのが安全です。

通える回数で選ぶ、仁コーポレーションの空き家管理

家を建てている人間が巡回し、当日か翌日に写真20枚前後の報告書をメールか LINE でお送りします。対応エリアは、多気町、松阪市、伊勢市、明和町、大台町、玉城町、度会町です。

ご自分で通える回数合うプラン月額(税込)
月に1回は帰って、窓を開けている外まわりプラン。屋根や雨どい、庭木の越境を外から確かめ、郵便物を回収します。鍵はお預かりしません3,300円
年に数回しか帰れない標準プラン。月1回、室内と外まわりのすべてを行います8,800円
帰れない。家が古い、湿気が多いしっかりプラン。月2回、室内と外まわりのすべてを行います15,400円

標準プランとしっかりプランには、年2回の床下と屋根裏の点検、台風と地震のあとの臨時の見回りが入っています。草刈りは11,000円から、庭木の剪定は1本3,300円からが目安で、巡回で伸び具合を見て、時期が来たら金額をお知らせします。

契約は1か月単位です。梅雨から台風の時期だけ標準からしっかりに切り替える、入院の間だけ頼む、という使い方もできます。

点検で傷みが見つかったときは、今すぐ直すものと、様子を見るものに分けて、費用の目安を添えます。

よくある質問

月1回行けない月があります。どうなりますか

1回あいただけで家が傷むことはありません。ただ、梅雨どきと台風のあとは、あけないほうが安心です。行けない月だけ、誰かに頼める段取りをしておくと続けやすくなります。当社の管理は1か月単位で、数か月だけのご利用もできます。

換気は何分すればよいですか

全部の窓と押し入れを開けて、60分ほどが目安です。風の通り道ができるよう、家の反対側の窓どうしを開けます。短い時間しか取れない日は、押し入れと北側の部屋を優先してください。

草刈りは年に何回必要ですか

年2〜3回が目安です。敷地の広さと日当たりで変わります。道路や隣の敷地にはみ出す前に刈るのが基準です。

冬は回数を減らしてもよいですか

湿気は減りますが、通水と郵便物、外まわりの確認は同じように要ります。冬は空気が乾いて換気に向いた季節なので、月1回は続けるのがおすすめです。

自分で通うのと頼むのと、どちらが安いですか

交通費と半日の時間を足して比べてみてください。松阪市や伊勢市にお住まいで、月1回通える方は、ご自分で続けられます。県外にお住まいの方は、帰省の交通費1回分で、標準プランの数か月分になることが多いです。

最初の現地確認で、合う回数をご提案します

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